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「クローズアップ輝ける人」とは?

カリヨン徳島が、徳島で輝いている人にスポットを当てる“クローズアップ輝ける人”

取り上げるジャンルは様々ですが、その人の輝ける魅力や原点、そして結婚観についてインタビューをし、伝える企画です。

interview

インタビューゲスト

阿部 雅代 (あべまさよ) さん

第二回のゲストは…

平成22年にオランダで開催されたラフティングの世界大会で見事チャンピオンに輝き、ラフティング世界女王になられた阿部雅代さんです。

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ゴムボードで激流を下り、タイムなどを争う競技レースラフティングは体力、技術はもちろんチームワークも大きな要となるスポーツ。

日本一の激流と言われる吉野川に活動拠点を置くラフティング女子チーム「リバーフェイス」に所属する阿部さん。平成21年に初出場した世界大会で準優勝に輝き、翌年の世界大会で優勝、その後も輝かしい成績を残し続け欧米の強豪に負けない実力を持ち、国際舞台で活躍する「リバーフェイス」。

なんと!!2017年には、その世界大会が徳島で開催されることが決定!!国内でラフティングの世界大会が開催されるのは初めてのこと。レースラフティングを広く知ってもらう機会となること間違いありません!!

ラフティングを始められたのはいつ頃からですか?

阿部さん ツアーガイドとしては2005年4月からです。
それ以前はお客さんとしてツアーに参加していました。

何をきっかけにラフティングと出逢ったのですか?

阿部さん 大阪の大学に通っていた時に、コンビニでラフティング体験のチラシを見つけ、友達と参加したのがきっかけです。

そのチラシと出逢っていなければ、今ここには居なかったかもしれないんですね!!

阿部さん そうかもしれません(笑)
お客さんとして来ているうちに、どんどん夢中になり毎日でもラフティングをしたいと思うようになりました。

ツアーガイドになったのも毎日ラフティングが出来ると思ったからです。

競技をするうえで何か心がけていることはありますか?

阿部さん 身体のケアを大切にしています。
レース後に受ける身体へのダメージも大きいですし、レース前や練習前も急には動けないので、ストレッチや身体をほぐして負担が少なくなるよう心がけています。

ラフティングをしていて良かったこと、得たものはありますか?

阿部さん 普通に生活していると経験できないようなことを経験させてくれたことです。エクアドル、ボスニア、コスタリカなど、なかなか行く機会のない国へラフティングを通して訪れることができました。

ラフティングの大会を行うのは僻地が多いですから(笑)

印象に残っている国はありますか?

阿部さん インドネシアの川には驚きました。
生活と川の結びつきが非常に強いので、見た目は茶色く濁っていましたし、目が痛くなったり、お腹を下したり、体調を崩す選手も多かったですね。

国によって川の個性も様々で、その中でもコスタリカの川はとても面白かったです。岩が多く、落差もあり、テクニカルな感じの川でした。

あとは、ニュージーラン!!
帰りたくなくなるぐらい居心地が良かったです(笑)

世界チャンピオンになられ、プレッシャーや責任もあると思いますが、どのように乗り越えてきたのですか?

阿部さん 以外とプレッシャーは無くて、今はとても良い状態で競技に臨めていると思います。

プレッシャーという点では、2010年の世界大会が一番大きかったですね。2007年に現在所属している「リバーフェイス」というチームが結成され、2009年に臨んだ初めての世界大会で2位になり、経験者が多く引退しました。

その後、経験の浅いメンバーに変わり迎えた2010年の大会は、周りの期待と私たちチームの想いとのギャップが大きかったですね。

次は優勝だと周りは期待していましたが、私たちは経験の積むことを目標にしていましたから。

そのプレッシャーを跳ね除けて見事に優勝されましたが、阿部さんがラフティングを続けている1番のモチベーションは何ですか?

阿部さん ラフティングが好き。ただそれだけですね。
好きという気持ちが本当に大きいです。

2017年には世界大会が徳島で開催されるということで、特別な想いはありますか?

阿部さん ずっとこの場所で活動をしてきたので、凄いな!!と思いますね。

チームを結成した時からずっと応援し、徳島での開催を願ってくれていた人や地元の皆様にも恩返しが出来たのかな?とも嬉しく思っています。

あとは、ラフティングを間近で見られる良い機会なので、たくさんの方に観に来てもらいたいですね。特に中学生や高校生に見てもらって、「かっこいい」とか「自分もやってみたい」と思ってもらえる子が増えれば凄く良いなと思います。

そのためにも「かっこいい」と思ってもらえるようなレースを見せたいですね!!

ラフティングをされている方の人口は少ないのでしょうか?

阿部さん 日本では、まだまだ少ないですね。競技人口は大学生(サークル)の方が多いかもしれません。

ラフティングができる場所が限られているので、続けたくても続けられないというのが現状です。

ヨーロッパでは街を流れる川に人工コースがあり、ラフティングが日本よりもずっと身近に感じられます。日照時間が長いため夜でも明るく、仕事終わりに練習ができるので競技人口も多いですね。

チームでの練習はどうされているんですか?

阿部さん 練習は、だいたい早朝5時頃から仕事前に行っています。

休みの日でも1人用のボートで川に向かい、ラフティングをしていたりしますね(笑)

11月頃からはオフシーズンと言われているのですが、開催国によって気候も違うので、1年を通して練習しています。動きにくくなるため、冬でもウェットスーツは着用しません。ウェットスーツではなく、ドライスーツやセミドライスーツ(カッパのような感じで中に水が入ってきにくいようなもの)を着用して練習します。

それでもやっぱり水は冷たいので寒いですね。

今後の目標や夢はありますか?

阿部さん ラフティングにずっと関わっていくことです。ラフティングをビジネスとして、生きていくための仕事に出来たらなと思っています。

あと、具体的にはまだまだこれからですが、ラフティングの学校を創りたいです。

目標や夢に向かって頑張っている方々へメッセージ(伝えたい事)はありますか?

阿部さん 自分の夢や目標に対して、凄く頑張っていた時期があるんです。でも、意外とそういう時ほど上手くいかなくて…

肩の力を抜いて力みすぎないことも大切なんじゃないかなと思います。

あとは、自分の夢とか目標をポロッと誰かに伝えてみてほしいですね。そこから良い方向に進んでいくような気がします。

ラフティングは阿部さんにとって何ですか?

阿部さん 人生です!!

結婚に対してどのようなイメージ(印象)をお持ちですか?

阿部さん 「結婚したい」とも「結婚したくない」とも思わないですね。
良いイメージも悪いイメージもなく、フラットな印象です。

結婚とは○○!! ○○にはどんな言葉が浮かびますか?

阿部さん 「結婚とは我慢」とはよく聞きますが(笑) 
自分の言葉でとなると浮かばないですね。
逆にどんな言葉が当てはまるのかを皆さんに聞いてみたいです。

結婚相手(パートナー)とはどのような関係でありたいですか?

阿部さん 好きなことや自分がやりたいことはやりたい!!という性格なので、それを邪魔されたくはないですね。

お互いのことを尊重できる関係でありたいです。

結婚の際に行われる節目のイベントに対してどのような想いをお持ちですか?

阿部さん ラフティングをしている時とのギャップがあるので何だか恥ずかしいです(笑)
家族や親しい仲間やメンバーとささやかな感じがいいですね。

夢中になれるものに出逢い、その道を選択し、走り続けることは容易なことではないと思います。

「ラフティング=人生」と、笑顔で語ってくださった阿部さん。その言葉に、阿部さんの輝ける魅力と強さを感じました。

これからのますますのご活躍を応援するとともに、2017年の徳島で開催される世界大会では、レースラフティングの魅力を間近で体感できることを楽しみにしています!!

輝ける人プロフィール

阿部 雅代さん

  • THE RIVER FACE 所属(2007年結成)
  • ツアーガイド歴11年(吉野川ラフティング・ツアーのサファリ)
数々の困難や世界各国の激流を強いチーム力で乗り切ってきた「RIVER FACE」。
2017年の徳島で開催される世界大会に向け、日本一の激流(吉野川)で日々、激漕中!!

インタビュアー

赤井 智美 28歳

幸せを創る結婚式の魅力に惹かれ、ブライダルに携わり10年。 結婚式場での5年間のプランナー経験を活かし、ウェディングアドバイザーへ。 様々な結婚のカタチが存在する昨今。結婚するおふたりに寄り添い、理想の結婚式を叶えるべく日々邁進。

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